うわあ、今更ながら知った。
来週金曜、11月29日からのラインナップに『北条時宗』が入ってるうううう。
去年の初め頃、『鎌倉殿の13人』からの流れで、昔ただ一度だけあったCS再放送を奇跡的に録画していた画質よわよわDVDを引っ張り出して全話見返し、あーやっぱりこの特濃じっとり猛毒大河、私の好みを形作った一部だわ…と十数年ぶりに再確認したところだったのです。
その直後にまさかの20年越し完全版箱発売がかない、そして遂にオンデマンドに登場。やったー。
円盤箱が発売されたとはいえ、やはり今の時代は配信でこそ見てくれる人が多いと思うので、これで『時宗』を実際に見てみたかった層に届くといいなあ。
SNSやってた頃、よくネタ扱いで見かけていた赤マフラーや関白殿ご切腹も、改めて物語の大きな流れで見てみれば、あくまでも大河ドラマという枠の中で「エンターテイメントの前には史実も道を譲る」一環のいちパーツでしかないことも分かるのではと思いますし。
また、ファンタジー演出とか、国際ロケとか、派手な部分で話題にされることも多いけど、ベースの部分は結構真面目な大河なんですよね。かなりデフォルメ省略しつつも、北条嫡流と庶流との微妙な確執、執権と将軍、反得宗が入り混じり決して一枚岩でない鎌倉、その鎌倉と朝廷との駆け引きや政治バランスを地味~に延々と描き、その中で国を背負う者の在るべき姿とは何か、政とは何かとある意味、抽象的な理念をずっと真面目に議論し続けている。この辺、台詞がちょっと理屈っぽく書き言葉的ではあるんですけど、それがハマると面白いディベート大河とも言えるのではと。
…まあ、主人公兄弟が立場や意見をくるくる変えては交わし続ける「鎌倉は夢のみやこ」か否か、「人は美しきもの」か否かの議論を際立たせるためとはいえ、史実ではただの早死にであった方々をわざわざ毒殺や暗殺にアレンジし過ぎなのは否定できませんが。そこはちょっとやり過ぎ。正直、『鎌倉殿』の小四郎にそこまでやらせる必要あります!??感といい勝負。でも、そこも含めて愛せる大河。
『侍タイムスリッパー』で今ちょうど話題の山口馬木也さんも出演されていますし、たくさんご新規さんがようこそされるといいな。そして自分も、良い画質で見返せるのが楽しみ。


