『あかね噺』最新刊読んだー。
巻を追うごとに凄まじくなってきていた作中の高座描写が、ここでひとつクライマックスに達したというか、マンガとしてのコマ割り演出にシンクロして名人の声色、所作、間の息遣い一つ一つまで聞こえてきそうな没入体験を堪能しました。志ぐま師匠の「死神」。
読み終わって、ふわー満足眼福と溜息ついたら、公式のほうで最高のPVも上げられていた。
『あかね噺』―人情噺の名手「泣きの志ぐま」―【最新14巻発売記念PV】
ここまでの巻、主人公あかねが飛び跳ねながら楽しむ落語世界そのものを見せる意味も恐らくあってか、高座と落語中の物語風景が交錯する描写が多く、それがまた本作品の魅力でしたけど、今回の「死神」序盤は、客席目線で真正面から見据えた師匠の語りのみで淡々と聞かせながら引き込んでしまう、まさに本寸法のコマ割り演出なのも、すごく好きでしたね。これをそのままPVにすると、こんなにも純粋に落語家としてかっこいいんだな…と痺れてしまう。
まいける兄さん渾身の「たちきり」だった前巻が、マンガとして面白いのはもちろん、個人的にはちりとてちんファンとしても涙なしには読めなかったのに引き続き、今回の巻も最高に面白い落語マンガでした。
志ぐま師匠の高座でこんなすごいもの読めたからには、まだ出てないほかの師匠方(特にラスボス?の一生師匠)の高座がいざ描かれるときの期待値がますます上がってきたなー。このマンガで見てみたい大ネタが、まだまだ沢山ある。

