カムカム再放送
2024/10/18(Fri)13:34

「カムカムエヴリバディ」11月18日(月)から再放送

そろそろ終わる『ちゅらさん』の後は何だろう~と考えてたら、カムカムが来た!

意外と早いな?と思ったものの、そうか、来年の最終週放送予定がちょうど作中の「2025年」と重なるタイミングでの再放送なんですね。粋なことしてくださる。
本放送の頃には、「百年の物語」の締めくくりとして、より良い未来への願いも込められていたあのラストを、2025年まさにリアルタイムで改めて見るとなると、さらに感慨深くなりそうだなあ。相変わらず堀之内Pのコメントは、自担当作品にも枠にもまっすぐ熱くて優しい。

そして久々に、本っ当~~~に久々に藤本さんの新規文章を読めて、じわり心に染みまくっています……。
本放送当時さえ、制作発表初期と作品の受賞でようやくコメント聞けたぐらいなかなか表に出てこない方なので、この稀少な藤本さん成分を摂取できただけでも再放送に大感謝。一文字一文字味わっている。

「いま誰がどこで何をしているか、私にはわかります。みんなそれぞれに自分だけの日向の道を探しています。歩いています。立ち止まり、振り返って、まぶしそうな目をしています。」
ああ、もうこれだけで、一つの美しい詩じゃないですか。
『カムカム』の何が好きかって、「On The Sunny Side Of The Street」をテーマ曲に何度も「ひなたの道を歩こう」と笑いかけながら、同時に「暗闇でしか見えぬものがある」も裏テーマとして肯定し、その日向の道に暗闇が揺らめく「木漏れ日」を通奏低音にすることで、間違いも叶わなかった夢も時に力尽きて休んだ時間も含め、あなたが努力し歩んだ道の全てが「That's life」じゃないか、という力強い人生讃歌だったことなんですよね。
藤本さんの中で、2024年の彼ら彼女らが相変わらず、日向や暗闇や木漏れ日それぞれで歩いたり立ち止まったり、忙しくおかしく生きているのだという事実が、とてつもなく愛おしい。


たとえドラマ中に描かれなくても、全ての登場人物が自分の中に生きていて「いま誰がどこで何をしているか」分かると言い切れる。
これが、打ち合わせ当初から全26週ラストまでみっちり書かれたプロットをPに差し出した『ちりとてちん』とか、制作中の会議で今この脇役はあそこで何々してるから動かせません等の話をPに言った『平清盛』とか、登場人物に愛情を注ぎ「その人が動きたいように動かしてあげれば、最後はその人たちが私を助けてくれる」とコメントされた『ちかえもん』とか、登場人物を死なせなかった作家を助けに今度はその登場人物が駆けつけてくれる『パ・ラパパンパン』とか、を描いた脚本家の言葉なんだなあ……と、あまりにも藤本さんらしい言葉が読めて噛み締めずにはいられない。ああ、やはり大好きだ。

『ちりとてちん』好評のため、つまり当初なかったはずの朝ドラ初・脇役スピンオフ制作という経緯にもかかわらず、本編中の隙間でもなぜこの年月日にこのイベントが発生すべきか必然性がちゃんとあり、本編の裏設定としてスピンオフの物語を挿んでも不自然さはなく、むしろ後半における登場人物たちの動機の補強になっていて、しかも物語構造として本編全体のミニバージョンになってるという、とんでもないドラマだった『まいご3兄弟』。
あの作劇も、藤本さんの中で「いま誰がどこで何をしているか」が実は『ちりとてちん』執筆中から頭の中にあったからなのかな…と、改めて振り返りたくもなり。

 

とりあえずこれで、11月から来年までの楽しみができました。
リモートワークの日はもちろん、出社の日も夜にプラスで見ようかな。また1日1話の連続小説形式で、ゆっくり甘いあんこを味わうように楽しく振り返ってみるのもいいかも。

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