2024/06/22(Sat)12:07

そうなんですよね、今回の件、ふわっとした「なぜか~~という印象」から始まった女神化アレンジに、石橋さんを巻き込まないでくれるかの気持ちが大分ある……。
というか、変更するならするでも、石橋さんの演技力なら女性転換した上で原作どおりの「死神」だってできたのではの気持ちもかなり。どうせ彼女がキリコを演じるなら、「優しい女神」じゃなくてそっちで見たかった。

この改変に対するざわつきがネット媒体とはいえニュースになるの、もちろん『BJ』自体の知名度もあるけど、やはりあのプロデューサー氏の発言記事インパクトが大きかったんだろうなあ。

第一、キリコが女性になったことやあのビジュアル自体が大問題なら、配役と写真が発表された2月末時点で、もうとっくに今ぐらいの騒ぎにはなっているはず。それでも、性別改変アレンジは手塚マンガのメディア化で今に始まったことじゃないし、本編を見れば何か意味があるのかもしれない…とほとんどのファンが放送まで待ての姿勢をかろうじて取っていた、そこにPのあの発言記事があったから、一斉にざわついたわけで。

なので、この騒ぎに際し、過去の手塚メディア化大幅改変を持ち出したり、ドラマ寄りクラスタが脚本氏の過去実績を持ち出したりで、実際見る前に文句を言いなさんなと今時点で言う人の意見には、今回に限ってはちょっと的外れというか、もうその段階は春頃とっくに通り過ぎてるのですが、という気持ちにはなる。
メディア化に伴う性別含む改変も、脚本担当の過去実績も分かってる、その上で、キリコから「安楽死」要素だけを抜き取りそれを「優しい女神」属性で言い表すという、キャラクター像の根幹に関わる部分で、いやキリコに女神属性付与はさすがに…と言わずにいられない解釈違いのファンが余りにも多かったということでしょう。この騒ぎは。


君ゆきの八重さん→新之丞さま男性化だって、単純に性別変更だけが問題じゃない。
もし若手俳優をたくさん出すドラマ的都合で女性キャラを男性に変えるとしても、原作では武士の娘として短銃を持って丘十郎を仇と狙い、作品を貫くテーマ「復讐の因果」を彼に突きつける八重さんの、その人物像と役割を男に変えた上でも貫いてくれたなら、まだいくらか納得できた。
しかしドラマではなぜか、その八重さんと彼女を支えるニヒルな武士 南無之介が、刀も持てない心優しき没落若様(しかも悪徳商人に体を売った・もしくは迫られたとほのめかす描写もある)と、彼に忠義を尽くす豪放磊落なワンコ系家臣に改変された上に、丘十郎らと新選組の同僚になって川遊びのキラキラ青春するという、もう原作の物語も人物の根幹もテーマも何もかも粉砕されたものになっているから、ファンが困惑しているのが今現在。

そして、この君ゆきと実写版BJが同じPだから余計、今回の「優しい女神」発言に不安を覚える人も恐らく少なくないのが、今年に入ってから手塚ファン界で起きてることの積み重ねだよなあ…という感想。

君ゆき自体に関しては、手塚ファン側はともかく、ドラマ側というか俳優さんや脚本ファンの方たちは楽しく見ている様子なのは漏れ聞こえてくるので、実写BJも、実際放送されてみれば同じくドラマクラスタは盛り上がるんじゃないかなとは思う。それはそれでいい。
とはいえ、ドラマ化で原作ファン側に何かいいことってあるのかしらんと少々醒めた気持ちになりつつあるのも事実。
せめて実写BJは、作り手の「手塚マンガのここが好き」ポイントが少しでも分かる内容ならいいな。偏っていても好み範囲外でもいい。広報時点から君ゆきには皆無だったそれが、せめて。

< 前の記事 ▼一覧 後の記事 >
Copyright(C) 2008 - 2026 baserCMS Users Community All rights Reserved. baserCMS : Based Website Development Project  CakePHP(tm) : Rapid Development Framework