2028年大河ドラマ
2026/04/09(Thu)22:30

2028年大河ドラマ「ジョン万」

退勤してこのニュースを見た途端、足は浮き立ち、心は舞い上がり、ふわふわ気分で帰宅してきて、黒じょか一回空けてのひと騒ぎをしてようやく落ち着きました。

はあ、それにしてもめでたい。16年ぶり、二度目の藤本脚本大河。
なんと良い響きの言葉でしょう、藤本脚本大河!

公式発表に載せられている藤本さんの「執筆に寄せて」に、ああ、私はやはりこの人の紡ぐ言葉に心底惹かれるんだなあと改めて実感するとともに、ドラマ制作を大海原へ漕ぎ出す船にたとえる文章に、『ちりとてちん』の頃から少しも変わっていない脚本家としてのスタンスを見て、またしみじみするのです。

海から産まれ海へ帰っていく”もののけ”の神話だった『平清盛』を描いた藤本さんが、異言語による軋轢と解放と共鳴を描いた『カムカムエヴリバディ』を経て、二度目の大河として描く『ジョン万』。
そこで描かれる海は、異言語は、果たしてどんな眺めになるんでしょう。

 

そして、制作統括が家冨未央さん。
おお、家冨さんがついに大河の制作統括を…!と注目したくなるのは、初めてこの方のお名前を覚えたのが『真田丸』だったからでして。(探したら、Webアーカイブに当時のインタビュー記事が残っていた)
とにかく登場人物が多い三谷大河を捌くスケジューラー、また味のあるキャスティングを担う一翼として、その逞しく明るいお仕事ぶりのお話がとても印象深かったのです。この頃はまだ最年少プロデューサーと言われていた人が、干支一回りしてついに制作統括かあ…と、勝手に感慨深くなっている。

そういえば最近では『東京サラダボウル』も制作統括をされていましたっけ、と検索していたら、こちらの記事を発見。
パートナーがブラジル人で、だからこそ現実の在日外国人率が反映されない日本のドラマ事情に常々疑問を覚えていて、『東京サラダボウル』をぜひドラマ化したいと思ったと。

なるほど、だから大河の制作統括として選んだのが「ジョン万次郎」なんですね…と、とても腑に落ちました。

ただ数奇な運命に翻弄させられた無名の庶民というだけでなく、知恵と度胸で幕末を生き抜いた風雲児の冒険譚というだけでもなく、なぜ今この時代にこの物語をつくるのか、という意思の明確な反映も味わえる大河になるんじゃなかろうか。

 

チーフ演出は、『鎌倉殿の13人』足固め回でおなじみ保坂慶太さん。
NHKでの藤本脚本というと、これまでもなかなか個性の強い演出と組んできているので、ざらりとエッジが効いた保坂演出の画もとてもハマるのではと期待大。
保坂さんのアメリカ留学経験が、「ジョン万次郎」題材でこそ活かされる部分があるんだろうなあ。
さらに二番手は、『カムカム』第11週(るいジョーの夏祭り~海辺デート~雨の洋服店)、そして 『ばけばけ』も手掛けた泉並敬眞さんじゃないですか! こちらの演出カラーも合流したら、もう好みの画になるのは確定です。大勝利。

 

とりあえず、2028年まで頑張って生きる。そしてどうか、大河ドラマが制作されて見られる世界でありますよう強く願う。

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